2年越しのボストン美術館展です。
2年前、まさかの中止になり(延期じゃない)、作品がボストンに返ってしまったら、次の貸し出しはあるのか。そう簡単なことじゃないだろうなって、悲しみのどん底に突き落とされたあの日から、心待ちにしていた展覧会。
だからかなー。最初の作品を見た瞬間に、涙がこみあげてきました。この展覧会を観れる嬉しさと、作品の素晴らしさと、その場にいられる喜びと、たぶんそんな感動の涙かと。
あー、なんて可愛らしい。吉備大臣と赤鬼


右:メアリー王女、チャールズ1世の娘
展示室に入ってまず最初に目にするこの2作品の美しさに度肝を抜かれました。なぜ写真があるかというと、期間限定、時間限定で写真撮影可能なのです。いつでもOKなわけではないので、気を付けてくださいね☆
ナポレオン1世のベルベットのマントも、メアリー王女の銀糸の刺繡も、絵とは思えない程リアルで美しくて、いつまでも見ていられるようなものでした。
後半に現れる、吉備大臣入唐絵巻は、吉備と赤鬼のふざけた漫画のような作品で、面白いです。これが、平安時代後期~鎌倉時代初期のものだなんて信じられない色鮮やかさです。
世界各地の作品が展示されていて、リンカーン大統領の奥さんのジュエリーなんてのもあります。
入場料2,000円高いな・・・って一瞬思いましたけど、謝ります。
大大大満足しました!