hakolove2の日記

アラフォー独女の悪あがき

絶妙な距離感と気遣いの宿・ますや旅館

出雲市で宿泊した宿が良かったので、単独で報告を・・・。

 

a.r10.to

 

母との出雲旅で宿泊した宿は、江戸時代後期創業の老舗旅館で、明治の頃より出雲大社御師(神社の信仰を集める役割)をつとめ、ご参詣ご参拝の方々の宿として奉仕していらしたそう(HPより)。社家屋敷群の中で閑静な神域にあるそうで、神迎の道の途中である可能性(私にはわかりません)があります。

この旅館が、とにかく良い!
建物は古く、屋根の修復中でした。宿泊日前後で雨が多かったから(母の考察)、どうしても古いにおいが立ち上がってくる感じありましたが、それ以外は絶賛の嵐です!

部屋に浴室はなく小さなシャワールームのみで、温泉があります。こじんまりした温泉で、温度もちょうどよく気持ちいい。部屋の水回りはリノベーションしておりきれいで清潔。それと、布団ではなくベッドです。

気になるアメニティ
部屋にはクレンジング(メーカー忘れた)、雪肌精の化粧水と乳液が置いてありました。歯ブラシやブラシは、チェックインカウンターの横に設置しており、必要なものを自分で部屋に持っていくタイプです。

水回り。参拝でかいた汗を流すにはちょうどいいシャワー


部屋には小さなシャワールームがあり、シャンプー、トリートメント、ボディソープは温泉同様POLAが置いてありました✨

温泉と部屋それぞれにドライヤーあります。


気遣いの塊、喫茶タイム
部屋に用意されたお茶菓子は、出雲の和菓子屋・とみやさんの、当日作り立ての和菓子が。皇室献上菓子とのこと、しっとりした薯蕷(じょうよ)饅頭は日本茶と非常に合います。

その日本茶用に用意されたポットのお湯は、70度。この心遣い、控えめに言って最&高・・・。茶器は素敵な焼き物だし、とにかくホテルにはない良さが端々に感じられます。

左:お茶セットと部屋(机上のポットの中身は70度のお湯)
右:シルバーのポットにはキンキンに冷えた水


旅館に着いた時間が夕食に近かったのと、翌朝早朝に出雲大社参拝を考えていたので、お菓子は翌朝参拝前にいただくことにしました。テーブルの上とは別にお茶セット(おしゃれな急須、茶筒、茶わん)が用意されており、水の入ったティファール電気ケトルも横に置いてあります。

茶器やお皿が、地元の焼き物っぽくて
どれもとにかく素敵でした!



朝、ちょっと熱めのお茶と頂く薯蕷饅頭、胃に染み渡っておいしかったです♡


朝食もさりげなく
出雲大社から戻り、空腹マックスの私たちを迎えてくれた朝食は、これまたさりげなく地元の美味しいものたち。


浜田市産の脂の乗った『どんちっち鯵』の干物
宍道湖または新西湖で獲れたしじみの味噌汁
出雲市神西の伊藤さんの炊き立てのお米
以上がHPに掲載されているのでお勧めのようですが、出しゃばらないというか、食事の邪魔をしないというか、さらっと用意して、それ以上余計なことをしない感じです。

朝食。量もちょうどいい。


仰々しくしないけど、美味しい食事をゆったりとさせてくれる、そういうさりげなさが非常に好印象でした。

その他設備も充実
ホテルでいうとロビーにあたる部分?には、ソファーやマッサージチェアがあり、リラックスできます。ウォーターサーバーが置いてあり、水はいつでも飲めます。コーヒーメーカーは時間が決まっていますが利用でき、朝食後や夜のリラックスタイムにいただくことができます。

コーヒーメーカーは使える時間帯が決まっています。牛乳は入ってないので、ブラックのみ


これらの説明もフロントで特になし。お客様との距離の取り方が絶妙で、押しつけがましくなく、非常に心地いい時間を過ごすことができました。

いつかまた、お礼参りなんかで出雲に宿泊する機会があれば、こちらの旅館を利用したいです。その時は、夕食も食べてみたいな(*^-^*)

恐らく、高級旅館によくある恭しいほどの「丁寧さ」を求める方には合いません。そんな丁寧に説明等していただかなくても、見れば十分にわかるようになっています。

 

足場を組んでいてご迷惑をおかけしました。と、手土産をくださった。

出雲大社周辺には他にも良さそうなお宿がたくさんあるので困っちゃうのですが、また泊まりたいなぁと思う素敵なお宿でした。