この旅のきっかけは、友人からの「三保の松原行ったことある?」という一言。
世界遺産に決まった時も、映画「HOKUSAI」を見た時も、三保の松原行こうという発想にはならなかったんですよね。逆になぜ?って感じですけど、行ってみるっていうことにはならなかったのですよ。
だから、そう問いかけられたときは「はっ」としました。
さて、久能山・日本平から静岡駅に戻り、ランチなどをワーっと済ませ、しずてつラインで新清水駅に向かいます。
元々、ずらし旅を利用して、新清水駅~波止場フェルケール博物館をバスで、日の出~三保をフェリーで乗り継いでいく予定だったのですが、ずらし旅が1旅程につき1つしか選べないということが昼に判明しました。ずらし旅の内容は、フェリーと三保でのレンタサイクルが利用できるというものです。行き方はこのままで、お金を払ってフェリーに乗り、レンタサイクルなしで行こうと決意しかけたところで、新清水駅前にバスが来ました。
行先は「三保車庫前」。このバスで三保の松原まで行けます。それも、フェリーを乗り継ぐよりよっぽど早く・・・。
まさにピンチはチャンス!私たちにとって結果的に、このルート以外考えられなかったわけです。
三保のフェリー乗り場は、地図の上の方、東海大学海洋科学博物館の少し下の部分です。その少し右側、ピンクで丸した部分からの富士山が、めちゃくちゃきれいなんだそうです。ただ、ここから三保の松原までは自転車で10分、歩くと30分かかります。
限られた時間の中では、どちらかだけでせいいっぱいでした。今回、バスで三保の松原まで行ったのが正解だったと思われます。そして、バス停に戻ると、道路の先にそびえる富士山があまりにも美しくて、衝撃を受けました。たぶん、ピンク〇の辺から見ると、目の前は滑走路だから邪魔するものがない素晴らしい景色が見れるのだと思うのですが、この景色を見て十分満足しました。
三保の松原は、砂浜まで行くととてもたくさんの人で賑わっていましたが、ちょっと離れた砂浜まで行くと人も少なく、静かに波の音を聞きながら富士山を眺めることが出来ました。
こんな場所が近所にあるのかと思うと、付近に住んでいる方がとてもうらやましくなりました。静岡市も清水市も、生活しやすそうに感じました。