シドニー小休憩(゚∀゚)w
益田ミリさんのエッセイの中で、この本を読んだ感想があって手に取ってみました。
読んでる間はなんともなかったけど、読み終わったらワーっと涙が出てきたという感想でした。そんな、気になるではないですか!
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結論、私は涙は出ませんでしたが、言わんとすることはわかる・・・。という感じでした。
戦前~戦後を生き抜いた4人の女性の人生を描いています。
みんな、家が貧しく、家を守るため、売られるんです。売られた先では芸妓として生き、中学生くらいの歳から客を取るという壮絶なもの。親が松崎という家に子を売りお金を手にします。そのお金は、売られた幼子の借金となります。
その借金を返済するために、だんだん自分の身体を売ってお金を稼ぐようになるのに、一方でさらにお金を無心して子供に借金を負わせる親・・・。こんなやつ親じゃない!って思いますけど、実際にこういう時代、地域があったのでしょうね。
せめて今はそんなこと、ないと願いますが、海外とか、戦争が続くエリアとか、貧困エリアではありえるのでしょうね。
それでも、気を強く持ってたくましく生きていくそれぞれの女性たちが頼もしく、どこか清々しくもある。そんな本でした。宮尾登美子さんの本、いくつか読んでみたいと思いました。