12月中旬、少し早めの帰省をした私は、父が録画していた1本の映画を観ることになる。それは、『大河への道』。落語家・立川志の輔の新作落語「大河への道 伊能忠敬物語」を映画化した作品。
千葉県香取市役所で、地域を盛り上がるため、伊能忠敬を題材にした大河制作を企画する。しかし、伊能忠敬は日本地図完成の3年前に亡くなっていたことが発覚する・・・。と話は続いて行きます。
この映画に感動した私は、伊能忠敬記念館に行ってみたくなりました。
そして調べているうちに、この記念館は、香取市佐原にあること、佐原は、「ひとり旅日和」という本を読んでからずっと心の片隅にある町であることを思い出しました。人見知りをする内気な主人公・日和が初めて1泊2日の一人旅で行った場所です。
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しかし、調べれば調べるほど、佐原は遠い・・・潮来の近くでした。成田より先でした。その先には鹿島神宮があります。9時に家を出て、着くのは12時です。あー、遠い・・・
でも、ここで行かないと、ずーっと気になり続けるだろうなと思い直し、伊能忠敬記念館の年内営業最終日に足を運ぶことにいたしました!
9:00過ぎ 自宅を出発
11:00 成田駅 ここでようやくトイレ休憩(10分も時間がない!!)
バスに揺られること約1時間、中央商店街というバス停で下車。目の前に、酒蔵!!
寄り道はここまで。お腹ペコペコなので、ランチです。
お腹が満たされたら、ちょっと気になった「山車会館」へ行ってみることに。
この辺りはお祭りが有名だそうで、4mを超える山車を作って練り歩くみたいです。伊能忠敬記念館との共通券で800円です。時間があれば是非、迫力のある山車を見てみてください✨
続いて、目的の伊能忠敬記念館へ。
映画で、地図を作るための測量の仕方を見ていたので、感無量です。日本地図は1枚の紙に収まりきらないし(収まらないどころか、複数枚から成る)、1つずつかなり大きいのだけど、そこに細かく地名が記されているのを見ると、何とも言えない気持ちになる。国土とは・・・。小さい島国と言えど、日本も大きいんだ!と、子供みたいな感想を抱きましたw
山や海にうっすら色が付いていて、それはそれで胸に沁みました。
測量機器の展示もあり、十二分に楽しめました。
記念館を出たら、川を挟んだ向かいにある伊能忠敬旧宅へ。こちらは国指定史跡になっており、日本遺産の1つです。
伊能先生は、酒造家に婿入りしたのですが、20年で業績を3倍以上にしたそうです。とても大きな家でした。ただ、この日が寒かったのでより感じたのですが、木造の、昔の家は本当に寒いですね・・・。工夫はされていたのでしょうけれど、現代人には耐えられない寒さではないかと想像します・・・。
記念館→旧宅が、順番としては良かったかと。
ちなみに旧宅は見学無料、記念館は有料です。
この後、川沿いの町並みを見ながら、途中酒屋さんによって日本酒を購入し、佐原駅へ向かいました。
3時間かけて行った佐原観光はこれにて終了。滞在時間2時間半でしたw
今回は珍しく無計画に旅してみましたが、帰りの電車が気になって、これでやめてしまいました。佐原は、菖蒲の季節が良さそうです。12月末は、寒かった!!それと、誰かと行って舟に乗るのも良さそうでした。暖かい時期に。
さて、帰ろう・・・
とはならないのが私。欲張りなんです。
ちょっと長くなったので、続きは次回・・・(´・ω・`)