hakolove2の日記

アラフォー独女の悪あがき

藤沢周平著『喜多川歌麿女絵草紙』を読んで。

暇つぶしの本を探しに図書館へ。
気になる本がなければ、「この人の本を読んでおけば間違いない」という作家さんの棚をチェックします。そんな中で見つけたのがこちらの本。

喜多川歌麿女絵草紙 (講談社文庫) [ 藤沢 周平 ]


かの有名な浮世絵絵師、喜多川歌麿の生涯を描いた本なのかな?くらいの感じで手に取ったのですが、障碍ではなく、そう長くない、ある一定期間の描写のようでした。

そして、歌麿の人物像はあまり、明らかになっていないんだそうです。
なので、藤沢周平が考える、歌麿の1つの姿っていうコンセプトで描かれてるんだけれど、一瞬で引き込まれます。

歌麿の人生もあるのだけど、歌麿が描く女性の人生もそこにあって、なんとも雰囲気のある小説でした。面白かった!