hakolove2の日記

アラフォー独女の悪あがき

黒野伸一著『国会議員基礎テスト』を読んで。

赤い表紙に白抜きの表題、一瞬、本当にそんな試験があって、その試験について描いてある本なのかなと思いましたが、小説でした。

実は、国会議員の秘書をしていたことがあります。
この本を読んでいて、当時のことを思い出しました。
全てが同じとは言いません。
でも、こういう世界だなって、改めて思いました。

派閥に入らなければ選挙にも出れない。
派閥に入るために、派閥の長に気に入られるよう足を運ぶ。
本来は、能力を存分に発揮し、国民にとってより良い政策を考えられる人がリーダーシップをとって、国政を担ってほしいと思うのが国民の想いだと思うのですが。
権力がモノをいう世界、究極的にダサい世界が、日本を動かしていることにがっかりして、秘書の仕事に見切りを付けました。

付いていた代議士は、けっこう好きでしたが。

なかなか面白い本でしたのでぜひ。