赤い表紙に白抜きの表題、一瞬、本当にそんな試験があって、その試験について描いてある本なのかなと思いましたが、小説でした。
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実は、国会議員の秘書をしていたことがあります。
この本を読んでいて、当時のことを思い出しました。
全てが同じとは言いません。
でも、こういう世界だなって、改めて思いました。
派閥に入らなければ選挙にも出れない。
派閥に入るために、派閥の長に気に入られるよう足を運ぶ。
本来は、能力を存分に発揮し、国民にとってより良い政策を考えられる人がリーダーシップをとって、国政を担ってほしいと思うのが国民の想いだと思うのですが。
権力がモノをいう世界、究極的にダサい世界が、日本を動かしていることにがっかりして、秘書の仕事に見切りを付けました。
付いていた代議士は、けっこう好きでしたが。
なかなか面白い本でしたのでぜひ。