13:10 神護寺の割と足場の悪い急な階段を駆け下り、川沿いを西明寺に向かって歩きます。
神護寺から西明寺に向かうと、表参道に行くより手前に、西明寺の裏参道入口があります。こちらは地味な橋ですが、観光客は少ないし、裏参道自体が山道みたいで、非常にきれいな紅葉を邪魔されずに見ることができます。
表参道ほどの急な階段でもなく、なだらかな坂なので、階段に自信のない方は、逆にこちらを利用した方が安全かもしれません。ここまで神護寺から約5分。
裏参道側にも拝観受付があるので、お金を払って入ります。500円現金払いです。
神護寺と比較すると、地味な印象ですが、居心地はとてもいいです。大学生と思われる方たちが落ち葉を掃いていて、参拝客と楽しそうにおしゃべりをしています。
元は神護寺の一部で、1290年に神護寺から独立したとのことですが、お寺の方(お坊さんでなくても)と参拝客の距離感が近いお寺って意外とないですよね。温かみがあって癒されました。
鐘は突けますが、有料(100円と見えた)です。どなたかが鳴らしたようで、心地よい鐘の音と紅葉の共演は風情があり素晴らしかったです。
堂内は見学可能で、多くの方がゆっくりと庭園や仏像を拝見していました。
本堂内に安置されている釈迦如来像は重要文化財。運慶の作とのこと。かなり間近で拝観できます。
このお寺のご利益は金運なんだそうですが、聖天堂という、本堂に向かって右手手前にあるお堂がその対象です。下調べが足りず、お祈りが足りなかったのか心残りです。なんか、「欲を出してはいけない」みたいないい子ちゃんぶりっこが出ました。そこは、欲深く行きたかった。どうした私!?
西明寺は境内がそんなに広くなく、15分くらい滞在しました。もっと空いている時期だったら、堂内でもう少しゆっくり、ぼーっとしても良いかなって思いました。
帰りは表参道から。こちらは少し急な階段があります。でも、神護寺の階段に比べるとだいぶ歩きやすく整備されているので、安心して歩けます。
神宮寺のようにハアハア息を切らしている方はあんまりいなかったです。
有名な指月橋を渡って、
つづく・・・。