hakolove2の日記

アラフォー独女の悪あがき

西九州新幹線の旅~佐賀城~

47都道府県チャレンジも残すところ4県となりまして。目標は、2024年春の北陸新幹線延伸、福井、敦賀気比が開通したら、福井で有終の美を飾る!なのです。
ということで、今年中に残りの3県も行かなければならない。

そんな時、ANAで70周年記念キャンペーンが!ANAしか就航していない佐賀空港を利用するチャンスが巡ってきました。

早速、往路:佐賀空港、復路:長崎空港の飛行機を予約し旅程を立てます。
こんな感じで、なかなか行く機会のない佐賀県上陸に成功です✨

さて、佐賀県は情報が非常に少ない!ガイドブックは『るるぶ』と『まっぷる』で、おしゃれ感なし。佐賀市は見どころも少ないのか3ページだったか5ページだけ・・・。旅行が終わってから、伊万里と有田を特集した『ことりっぷ』見つけました。今回に限って言えば、旅行前にことりっぷを見つけなくてよかったなと。それだけ、佐賀市の(主に佐賀城の)見学が私にとって魅力的なものになりました。

9:00過ぎに佐賀空港に到着する飛行機で行きました。
空港の手前は有明湾で、海苔の養殖場が良く見えます。朝早くから船に乗って養殖作業をされている方々を見て、まずちょっと、感極まってしまいましたw

海苔の養殖。白い波みたいのは養殖用の船です!

 

佐賀空港から佐賀市内まではリムジンバスで20分ほど。とても近いです。佐賀駅まで行かず、途中の「博物館前」というバス停で下車し、佐賀城へ行きました。

まず、最初に目に入る堀が美しくて驚きます。バスの中から見ただけでしたが、朝日が木々や堀の水面にあたり、それを見るだけで幸せになれました。

バス停側から佐賀城に向かうと、横から入ることになるのですが、桜が並んでおり、春になると桜が咲いて雰囲気増し増しなことが容易に想像できます。佐賀城本丸は無料開放しており、希望があればボランティアガイドの説明を聞くこともできます。

左:西門。バスはこの目の前に着きます。
右:西門から本丸に行く途中。桜の木です🌸

 

私はそこまでは・・・と思っていたのですが、とっても人の良いガイドさんにつかまり、結果、1周案内してくださいました。佐賀県は、佐賀七賢人をはじめ、歴史的に有名であったり、現代日本の礎になるような方々、技術、考え方をとても多く輩出していることがわかりました。歴史が好きな方には当たり前のことかもしれませんが、授業で習う程度の知識で終わっている私には驚きの連発でした。

佐賀城本丸

 

「どうして佐賀はこんなに素晴らしいものをたくさん持っているのに世間にアピールしないのか。日本全国民がもっと佐賀のことを注目していいほどに、佐賀には歴史が詰まっているのだな」と感じ、ガイドさんに伝えると、「佐賀のPR、頼んだよ!」と託されてしまいました笑

うーん、うまくできるかなw

佐賀城は復元です。本丸の復元は、佐賀城が日本で最初に行われたそうです。他は名古屋城、熊本城ということで、超有名どころです。それの先駆けが佐賀城なんて、お城オタクじゃないと知らないのでは・・・?これももっとアピールしてよさそうですよね。

佐賀城の城主・鍋島氏は、佐賀藩の財政難を改善するために外貨を稼いだり(焼き物の輸出)、役人の削減を行ったり、医師免許制度を作ったり、天然痘のワクチン接種を取り入れたり、日本初の反射炉建設や蒸気機関車の開発など、かなり幅広い分野で日本の最先端でした。

結果として優秀な人材が佐賀から日本全国へ輩出され、日本の近代化が進む原動力となったんだそうです。

左:日本製のモルチール砲
右:オランダ製モルチール砲

 

そんなことを、佐賀城のガイドさんに教えていただきました。
日本の近代化の走りが、佐賀城には詰まっていました。
こんな濃い内容を無料で聞けるなんて・・・。佐賀市はお金がないから、本丸の復元は道半ばで、ゆっくりゆっくり進んでいるんだそうです。無料やめて、200円とか300円もらえばいいのに・・・。ガイドさんのお話聞いたら、もっと払ってもいいと思いました。気持ちの寄付をって箱が入り口に置いてあるだけだなんて・・・。

どこまでも控えめな感じも好印象と言えばそうなんですが、でも有料でもいいと思うのでした。

 

佐賀城所要時間:1時間15分


つづく・・・。