・土佐の山内容堂「酔って候」
・薩摩の島津久光「きつね馬」
の4作品、短編集です。
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鍋島閑叟とは、佐賀藩主鍋島直正のことです。
植松三十里著『かちがらす』のあとがきで、鍋島直正のことを司馬遼太郎は「妖怪」と表現しているなんちゃらかんちゃら~。それは「肥前の妖怪」という小説であるというのを読んで気になっていました。
「肥前の妖怪」で検索するとなかなかヒットしなくて、探すのに苦労しましたが、この『酔って候』内にあります。
確かに、植松さんの表現から感じる柔らかさはありませんが、私なりの佐賀城見学や、かちがらす読書から得た印象が大きく違えるような内容ではありませんでした。妖怪という表現は確かにありましたが、だからと言って妖怪のように恐ろしい人物であったという形容でもない感じでした。
司馬さんらしい、無駄のないスパッとした文章で、面白く読めました。
他の御三方の内容も、読みごたえがありました。読む本に困ったときは司馬さんの未読のものを探そうと、密かに決めた次第です。
作中で松平容保という幕末の会津藩主が登場します。「どこかで聞いたことある名前だ・・・」と頭の中を絞ってみたら、植松三十里著『会津の義』という本の主人公でした。
この本も結構面白かったです。
幕末苦手なんですけど、この本にもっと早く出会っていたら、もう少し幕末~明治維新を楽しく学べたかもしれません。まぁ、今から・・・(;´Д`)