先日のパラリンピックの閉会式の際に、選手村の住居の仕様の話がありました。
当初の予定では、オリンピックからパラリンピックに移行する際、住居の仕様をパラ仕様に変更するというもの。
私的には、「え?いちいち変更してたの?初めからオリパラ関係なくバリアフリーで造れば良くない?」って感じなんですけど・・・。
そう思った方がスタッフか選手の中にいらしたようで、初めからバリアフリーの部屋にしたんだそうです。うん、そうだよね、だって、仕様変えるってことは、そこでもコストがかかるってことじゃないですか。
最近、実家のバリアフリーについても考えるんですよね。
例えば、浴室は脱衣所から1段低くなっている。トイレは廊下から1段高くなっている。各部屋に入る際、必ず小さな段差がある。。。等です。
わけあって2か月間、老人ホームで生活しました。それまではなかった視点です。バリアフリーは健常者にとっても良いことだらけだということに気付きました。
まず、玄関には1cmくらいの段差のみ。床の材質を替えれば、大きな段差がなくても玄関と廊下の境界線はわかります。目が不自由でもそれくらいの段差は気付けそうだし、車いすも、それくらいの段差なら容易に乗り越えられそうです。(実際の動線がどういうものかはわかりませんが・・・)
部屋全体がフラットなので、掃除がしやすい!
これは、廊下と部屋やトイレを区切る扉が、レールのない引き戸を使用していたので、レール部分の段差がないために可能な仕様です。押すタイプの扉だったらレール用の板をはめる必要がないからOKですね。
脱衣所と浴室の段差がないのも非常に良かったです。
脱衣所の床が濡れていると、結構滑りやすくて危険なのは、日々の生活で感じます。段差があればなおさら、滑って転んで頭を打ったり、足をくじいたりしたら最悪だ!なんてことを考えながら日々足元に気を付けています。
ワンルームの部屋だったので、気付きはこれくらいですが、この仕様がスタンダードだったら良いのになと思います。良い感じのユニバーサルデザインだと思いませんか?
段差があることによって運動能力が上がるとか、若いうちは障害物が家に存在していた方が身体機能がUPするのであれば、あった方が良いのかもしれませんけど・・・。
そうでないならば、物理的な障害物は家の中になくても良いなぁ。
若く家を建てる時も、初めからバリアフリーにしちゃだめなのでしょうか。一生その家に住むかはわからないけれど、将来歳を取った時に、お金を他の修繕に使えるし、改築は大変そう。
なんて。
家建てる予定もありませんけどw