hakolove2の日記

アラフォー独女の悪あがき

NHKスペシャル「ジェンダーサイエンス」を見て

土曜日のNHKスペシャルではジェンダーサイエンスという特集をしており、先日は月経についての放送でした。

 

私も中学生の頃から月経に悩んでいて、病院に行っても悩みが解決せず、ずっと困っています。ピルを飲むことで過多月経や、過長月経の症状は抑えられていますが、色々検査をしても根本的な原因解明には至らず、今のところ、永遠にピルを服用し続けるしか解決策がない状況です。

 

ところで、このピルの処方にいくらぐらいかかるか、ご存知ですか?

NHKでこのような特集を組むというのは、月経困難症で悩む女性が多く社会問題になっているということだと認識するのですが、理由に関係なくピルを保険適用外で出す婦人科がとても多いのです。

診察料(再診でも1年行かなければ初診扱いで)3,000円、ピル1シート(4週間分)3,000円(病院によって異なる)前後の金額が発生します。ピルをやめれば症状は元に戻るので、けっこうな出費です。

 

保険で出してくれる病院と出会うまでに、私は15年以上かかりました。現在は保険適用で診察料も500円ちょっと(ただし、4週毎に通院のため負担)、薬も1シート1000円弱になり、かなり経済的負担は軽減されました。

 

生活や仕事に支障をきたし、困っているにもかかわらず、否応なしに保険外で処方する病院が多い事実も世の中に広く知ってほしいなと思いました。

 

実際、全然血が止まらなくて止血剤をもらったり、検査したりしているのだから、避妊目的でないことは明らかだと思います。それでも、そのクリニックの方針で「ピルの処方は理由に関わらず保険外!」としてしまえば、それまでなのです。

 

ピルを飲むだけで、PMSがなくなるとかではありません。でも、生活の質はかなり上がります。だって、1か月続く月経が1週間で済む、いつくるかわからなかった月経の予定が把握できる、これだけでもかなりのストレスから解放されます。

 

周りの人に「私の月経はこんなにつらいんだ!」と大きな声で言うようなことでもないとは思いますが、助けを求めたい医療現場の意識も変えてもらいたいと思い、今回は投稿しました。

 

少しでも、月経に苦しむ女性がお金のことを含め、病院を受診することがもっと気軽になることを願います。